データ 2026-09-24

関東学生アメフト 平均得点・失点ランキング|直近シーズンの攻守

順位表だけでは分からない「勝ち方の中身」

応援している大学や進学先の候補として気になっている大学が、今シーズンどういう戦い方をしているチームなのか、点を取って勝っているのか、それとも守って勝っているのかまでは、勝敗と順位だけを見ても分かりにくいものです。

関東学生アメリカンフットボール連盟(KCFA)が公表する星取表(KCFA|星取表)には、各シーズンの勝敗・勝ち点・順位・順列が並びます。しかし1試合あたりの平均得点・平均失点という列は用意されていません。「順位」と「順列」という2つの列が並ぶ星取表の読み方は関東学生アメフトリーグの順位表の見方|勝ち点と順列の決まり方で扱っていますが、この記事のテーマは攻守の数字そのものです。

本サイトが扱うのはKCFAのTOP8・BIG8のみで、関西学生連盟や関東2部以下のリーグは対象外です。この記事では、本サイトが保有する試合データをもとに、2025年度のTOP8・BIG8合わせて16チームの1試合平均得点・平均失点ランキングと、そこから読み取れる攻守の傾向を整理します。

この記事の平均値はどう計算しているか

本記事で扱う平均得点・平均失点は、2025年度のリーグ戦全試合を対象に「総得点÷試合数」「総失点÷試合数」で算出した、本サイト編集部による集計値です。KCFAの星取表には平均値の列がないため、公式集計ではありません。

集計のルールは以下のとおりです。

項目内容
対象シーズン2025年度
対象試合TOP8 28試合(各校7試合)/BIG8 28試合(各校7試合)
平均得点総得点÷試合数
平均失点総失点÷試合数
出典KCFA星取表(2025年度)
集計者本サイト編集部

各チームの対象試合数は7試合と、シーズンを通しての母数としては大きくありません。1試合の大差が平均を大きく動かす場合がある点は、先に注意として押さえておきたいところです。

TOP8の平均得点・平均失点ランキング(2025年度)

2025年度TOP8(全28試合)の平均得点・平均失点は、以下のとおりです。

チーム勝-敗順列平均得点平均失点1試合平均得失点差
早稲田大学7-0138.914.4+24.4
明治大学5-2237.424.7+12.7
法政大学5-2325.416.7+8.7
東京大学4-3422.927.3-4.4
立教大学4-3516.618.0-1.4
中央大学2-5624.423.9+0.6
慶應義塾大学1-6711.126.6-15.4
桜美林大学0-787.632.7-25.1

早稲田大学は7戦全勝で、平均得点38.9・平均失点14.4のいずれもリーグ1位という数字になっています。

2位の明治大学は平均得点37.4と早稲田大学に迫る一方、平均失点24.7はリーグで5番目に少ない数字で、平均得点の順位とは開きがあります。1試合平均得失点差が+12.7と大きくプラスでありながら失点も一定数あり、点の取り合いになった試合が含まれていたことが、この数字の並びから読み取れます。

3位の法政大学は平均得点25.4・平均失点16.7で、明治大学とは対照的な並びです。平均得点では明治大学に12点差をつけられていますが、平均失点は8.0点少なく、1試合平均得失点差の差は4.0点にとどまります。同じ5勝2敗でも、勝ち方の中身が数字に表れている一例といえます。

シーズンごとの通算成績や年度別の記録はTOP8 記録室にまとめています。

勝敗の並びと数字が一致しないチーム(TOP8)

順列の並びと、平均得点・平均失点の数字が逆向きになっているチームもあります。

中央大学は2勝5敗で順列6位ですが、平均得点24.4はリーグ4位です。総得点171・総失点167で、1試合平均得失点差も+0.6とプラスになっています。

立教大学は4勝3敗で順列5位と勝ち越している一方、平均得点16.6はリーグ6位という数字です。立教大学の平均得点には、2025年10月25日の早稲田大学戦0-48が含まれており、7試合という母数では1試合の大差が平均を動かすことが、この例からも分かります。

この2校を並べると、中央大学は1試合平均得失点差が+0.6で順列6位、立教大学は-1.4で順列5位と、得失点差と順列の上下が逆になっています。順位・順列は勝ち点にもとづいて決まる一方、平均得点・平均失点は試合ごとの点差の大きさを反映するため、両者が一致しない場合があります。どちらか一方が正しいというものではなく、勝敗と点差という別々の側面を見ている数字だと捉えるのが実態に近いといえます。

BIG8の平均得点・平均失点ランキング(2025年度)

2025年度BIG8(全28試合)の平均得点・平均失点は、以下のとおりです。

チーム勝-敗順列平均得点平均失点1試合平均得失点差
日本体育大学6-1129.110.3+18.9
青山学院大学6-1222.714.7+8.0
駒澤大学5-2322.715.9+6.9
国士舘大学4-3414.121.3-7.1
横浜国立大学3-4512.113.6-1.4
明治学院大学2-5614.624.9-10.3
帝京大学1-6714.725.1-10.4
東海大学1-6819.023.4-4.4

日本体育大学は平均得点29.1・平均失点10.3で、BIG8の攻守いずれも1位という数字になっています。平均失点10.3はTOP8を含めた16チームの中でも最少で、日本体育大学は2026年度はTOP8で戦っています。

青山学院大学は日本体育大学と同じ6勝1敗ですが、順列は2位です。直接対戦は2025年11月2日に0-20で日本体育大学が勝利しています。

横浜国立大学は平均失点13.6がBIG8で2番目に少ない一方、平均得点12.1はBIG8最少という数字の並びです。国士舘大学は4勝3敗と勝ち越していますが、1試合平均得失点差は-7.1という数字になっています。東海大学は1勝6敗ながら、平均得点19.0はBIG8で4番目という数字です。

青山学院大学と駒澤大学は平均得点がともに22.7で並びますが、平均失点は14.7と15.9で差があり、1試合平均得失点差は青山学院大学が+8.0、駒澤大学が+6.9という結果でした。平均得点が同じでも1試合平均得失点差には差が出るわけですが、こうした違いは星取表の勝敗欄には表れません。年度別の記録と通算成績はBIG8 記録室で確認できます。

TOP8とBIG8では「点の入り方」が違う

TOP8とBIG8を1試合あたりの総得点で比べると、TOP8のほうが多い一方、僅差の試合はBIG8のほうが多く見られました。

TOP8は28試合で総得点1,290点、1試合平均46.1点(1チームあたり23.0点)でした。BIG8は28試合で総得点1,044点、1試合平均37.3点(1チームあたり18.6点)です。3点差以内で決着した試合は、TOP8が3試合、BIG8が7試合でした。完封試合は両リーグとも3試合です。

ここで注意したいのは、TOP8とBIG8は別々に総当たりを行っており対戦相手が異なるという点です。この数値をそのまま用いて、リーグとしての優劣や「BIG8のほうが接戦が多くて面白い」といった評価に読み替えることはできません。あくまで2025年度の集計結果として、両リーグの点の入り方には違いがあったという数字にとどまります。

2026年度は平均値がまだ動く

進行中の2026年度は、消化試合数がまだ少なく、平均値はこれから大きく動く段階です。

TOP8は2026年9月13日時点で第2節までを終え、各校2試合を消化しています。このうち早稲田大学・法政大学・明治大学の3校が2勝0敗です。平均得点・平均失点は、早稲田大学が平均得点31.5・平均失点13.5、法政大学が平均得点29.5・平均失点14.5、明治大学が平均得点19.0・平均失点16.5となっています。同じ2勝0敗でも、この時点での数字の並びは3校で異なっています。

BIG8はAブロック・Bブロック制で、2026年度はチームごとの消化試合数が1試合のチームと2試合のチームに分かれています。母数がそろっていないため、この記事では現時点でのBIG8の平均値ランキング化は行いません。

いずれの数値も進行中シーズンのものであり、確定値ではありません。最新の消化試合数と結果はTOP8 順位表、BIG8 順位表、TOP8 日程・結果で確認できます。TOP8とBIG8の間の昇降格やチャレンジマッチについては大学アメフトTOP8とは|仕組み・出場校・BIG8との違いで扱っています。

まとめ

参考リンク

本記事の平均得点・平均失点は、KCFAの星取表を本サイトが集計した値です。2026年度分は進行中シーズンの途中経過であり、試合の消化とともに数値は変動します。最新情報はKCFA公式サイトおよび本サイトの記録室・順位表でご確認ください。

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