データ 2026-09-15

関東学生アメフトの通算勝率|直近シーズンのデータの読み方

単年の順位表だけでは見えないもの

応援している大学が去年より順位を落としたとき、それがチームの地力の低下なのか、その年だけの巡り合わせなのか、1シーズン分の順位表だけでは判断がつきにくい場合があります。

理由の一つは、関東学生アメリカンフットボール連盟(KCFA)が運営するTOP8・BIG8のリーグ戦が1チームあたり6〜7試合しかない点です。星取表(KCFA|星取表)には各シーズンの勝敗・勝ち点・順位・順列が並びますが、勝率の列はありません。

この記事では、本サイトの記録室が星取表をもとに集計したTOP8・BIG8の通算勝率ランキングと、その数字を読むときに知っておきたい星取表特有の3つのポイントを整理します。なお本サイトが扱うのはKCFAのTOP8・BIG8のみで、関西学生連盟や関東2部以下のリーグは対象外です。

本サイトの「通算勝率」はどう計算しているか

本サイトの記録室に掲載している通算勝率は、次のルールで集計しています。

項目内容
分子勝利数
分母出場試合数(そのリーグで戦った全試合)
対象シーズン記録室が保持する全シーズン(進行中の2026年度を含む)
掲載条件10試合以上を消化したチームのみ
更新タイミング試合結果が確定するたびに更新
得失点差KCFA非公表・本サイト編集部が試合結果から集計した参考値

進行中の2026年度分を含むため、以下の数値は動きます。最新値はTOP8 記録室BIG8 記録室で確認できます。

TOP8の通算勝率ランキング

2023〜2026年度(全81試合)の集計で、10試合以上を消化したTOP8所属チームを通算勝率順に並べると、以下のようになります。

#チーム試合勝-敗勝率総得点-総失点
1早稲田大学2118-30.857623 - 234
2法政大学2118-30.857568 - 302
3立教大学2114-70.667456 - 401
4明治大学2112-90.571531 - 399
5東京大学218-130.381356 - 586
6慶應義塾大学217-140.333316 - 447
7中央大学213-180.143377 - 574
8桜美林大学141-130.071126 - 402

早稲田大学と法政大学が0.857で並び、2校が頭ひとつ抜けています。早稲田大学の総失点234はTOP8で最少です。中位は3位の立教大学が0.667、4位の明治大学が0.571で、東京大学・慶應義塾大学・中央大学は0.4を下回ります。

同じ0.857でも中身は同じではありません。年度優勝で見ると2024年度は法政大学が7戦全勝、2025年度は早稲田大学が7戦全勝で、2025年度の直接対決は早稲田大学が31-3で制しています。通算勝率は数シーズンをならした指標なので、直近の勢いを見たいときは年度ごとの成績と併せて確認すると差が見えやすくなります。

なお、桜美林大学は14試合と他校より母数が少ない点に注意が必要です。これは2024・2025年度の2シーズンがTOP8での在籍にあたり、2023年度と2026年度はBIG8で戦っているため、TOP8の表にはその2シーズン分しか入らないためです。

強豪校を詳しく知りたい方は、大学アメフトの強豪はどこ|関東TOP8を通算成績データで見るで取り上げています。

BIG8の通算勝率ランキングと、TOP8と比べるときの注意

BIG8についても同じ条件(2023〜2026年度・全88試合・10試合以上)で集計すると、以下のようになります。

#チーム試合勝-敗勝率総得点-総失点
1青山学院大学2117-40.810523 - 283
2駒澤大学2116-50.762468 - 270
3日本体育大学2015-50.750427 - 218
4国士舘大学2111-100.524372 - 404
5明治学院大学146-80.429234 - 271
6横浜国立大学145-90.357163 - 242
7帝京大学132-110.154181 - 282
8東海大学151-140.067218 - 346

青山学院大学・駒澤大学・日本体育大学の3校が勝率0.750以上で並び、4位の国士舘大学以下とは差が開いています。

ただし、BIG8の勝率とTOP8の勝率をそのまま並べて優劣を判断することはできません。両リーグは別々に総当たりを行っており、対戦相手が異なる以上、同じ0.750でも意味するところが違うためです。

例えば日本体育大学は2025年度BIG8を6勝1敗で終えましたが、2026年度はTOP8に加わり、第1節は早稲田大学に20-28で敗れました。通算成績はリーグごとに分けて見る必要があります。昇格・降格の仕組みは大学アメフトTOP8とは|仕組み・出場校・BIG8との違い、最新状況はBIG8 記録室で確認できます。

星取表を読むときに知っておきたい3つのこと

通算勝率のランキングを見る前提として、KCFAの星取表そのものの読み方を押さえておくと、数字の見え方がより正確になります。

1. 同点でも勝敗が付く試合がある

KCFAの星取表には引き分けの区分がなく、スコアが同点で終わった試合もタイブレークでどちらかの勝利として記録されます。

例えば2025年8月30日の立教大学対東京大学戦(17-17)はタイブレーク15-13で東京大学の勝利、2024年10月5日の明治大学対東京大学戦(20-20)、同年10月27日の慶應義塾大学対東京大学戦(14-14)も、いずれも東京大学の勝利として記録されています。

スコア欄だけを見ると引き分けに見える試合でも、勝敗の記号は別についているため、本サイトの集計でもスコアの大小ではなく星取表の勝敗記号を正として勝率を計算しています。

2. 「順位」と「順列」は別の列

星取表には「順位」と「順列」という役割の異なる2つの列があります。勝ち点が同じチームは「順位」列では同順位になりますが、最終的な並びを示すのは「順列」列です。

例えば2023年度TOP8の法政大学・立教大学はともに5勝1敗で順位は1位表示でしたが、順列は法政大学が上でした。得失点差は立教大学がプラス60、法政大学がプラス55で立教大学が上回るものの順列は逆で、直接対戦は法政大学が6-3で勝利しています。同様の例は2025年度TOP8の明治大学・法政大学(ともに5勝2敗、順列は明治大学が上)、2025年度BIG8の日本体育大学・青山学院大学(ともに6勝1敗、順列は日本体育大学が上、直接対戦は0-20で日本体育大学が勝利)にも見られます。

ここで挙げた3例ではいずれも直接対戦で勝ったチームが順列で上位に置かれていますが、順位決定の基準は星取表のページ上では示されていないため、詳細は連盟の発表をご確認ください。少なくとも2023年度TOP8の例からは、得失点差が順列をそのまま決めているわけではないことが読み取れます。本サイトは勝敗・勝ち点・順位・順列をKCFAの算出値のまま掲載し、独自に順位を計算し直してはいません。

3. リーグの形と試合数はシーズンごとに変わる

TOP8は2023年度が7チーム制で各校6試合、2024年度以降は8チーム制で各校7試合です。BIG8も2023年度はAブロック・Bブロックの一次リーグ後に二次上位・二次チャレンジリーグへ分岐、2024・2025年度は単一ブロック総当たり、2026年度は再びAブロック・Bブロック制です。

このため通算勝率の試合数はチームごとに揃いません。帝京大学13試合、明治学院大学・横浜国立大学・桜美林大学が14試合と他校より少なく、少ないほど1試合の結果で勝率が動きやすいため、母数の違いを踏まえて見る必要があります。

直近シーズン(2026年度)はどう動いているか

2026年度のTOP8は8月27日に開幕しました。第1節の結果は次のとおりです。

通算勝率で首位に並ぶ早稲田大学・法政大学は、いずれも第1節を白星でスタートしています。

BIG8もAブロック・Bブロック制で開幕しており、第1節は以下の結果でした。

通算表は試合ごとに更新されます。最新の順位・結果はTOP8 順位表BIG8 順位表TOP8 日程・結果で確認できます。

まとめ

参考リンク

本記事の通算勝率・通算得失点はKCFAの星取表を本サイトが集計した値で、進行中シーズンの結果を含むため試合の消化とともに変動します。最新情報はKCFA公式サイトおよび本サイトの記録室・順位表でご確認ください。

PR

この部活・競技を応援したい方へ
協賛・応援はこちらから。

詳しく見る →
PR

取材してほしい部活を募集中
あなたの部活・チームを取材してほしい方はこちらから。

詳しく見る →
PR

オフシーズン・引退後に、長期インターンという選択
部活で培った力を実務で試す。16タイプ診断(30秒)で合う企業がわかります。

16タイプ診断を受ける →

あわせて読む

PRアメフト部のガクチカ テンプレ&例文集(無料PDF)受け取る