データ 2026-09-15

関東学生アメフトの通算勝率ランキング|2026年度最新のTOP8・BIG8集計と読み方

単年の順位表だけでは見えないもの

応援している大学が去年より順位を落としたとき、それがチームの地力の低下なのか、その年だけの巡り合わせなのか、1シーズン分の順位表だけでは判断がつきにくい場合があります。

理由の一つは、関東学生アメリカンフットボール連盟(KCFA)が運営するTOP8・BIG8のリーグ戦が1チームあたり6〜7試合しかない点です。(KCFA|星取表)には各シーズンの勝敗・・順位・順列が並びますが、勝率の列はありません。

2023〜2026年度の通算では、TOP8は法政大学(勝率0.885)、BIG8は駒澤大学(0.792)が勝率首位です(11月6日時点)。

この記事では、本サイトの記録室が星取表をもとに集計したTOP8・BIG8の通算勝率ランキングと、その数字を読むときに知っておきたい星取表特有の3つのポイントを整理します。なお本サイトが扱うのはKCFAのTOP8・BIG8のみで、関西学生連盟や関東2部以下のリーグは対象外です。

2026年度は、TOP8は第6節(11月1日)終了時点、BIG8は一次リーグ終了後の11月6日時点までの結果を反映しています。

本サイトの「通算勝率」はどう計算しているか

本サイトの記録室に掲載している通算勝率は、次のルールで集計しています。

項目内容
分子勝利数
分母出場試合数(そのリーグで戦った全試合)
対象シーズン記録室が保持する全シーズン(進行中の2026年度を含む)
掲載条件10試合以上を消化したチームのみ
更新タイミング試合結果が確定するたびに更新
得失点差KCFA非公表・本サイト編集部が試合結果から集計した参考値

進行中の2026年度分を含むため、以下の数値は動きます。最新値はTOP8 記録室、BIG8 記録室で確認できます。

TOP8の通算勝率ランキング

2023〜2026年度(全101試合)の集計で、10試合以上を消化したTOP8所属チームを通算勝率順に並べると、以下のようになります。

#チーム試合勝-敗勝率総得点-総失点
1法政大学2623-30.885679 - 387
2早稲田大学2621-50.808733 - 326
3立教大学2618-80.692573 - 464
4明治大学2614-120.538647 - 501
5東京大学269-170.346428 - 716
6慶應義塾大学268-180.308406 - 566
7中央大学267-190.269546 - 700
8桜美林大学141-130.071126 - 402

法政大学が0.885、早稲田大学が0.808で、2校が頭ひとつ抜けています。早稲田大学の総失点326はTOP8で最少です。中位は3位の立教大学が0.692、4位の明治大学が0.538で、東京大学・慶應義塾大学・中央大学は0.35を下回ります。

勝率の差は小さく見えても中身は同じではありません。年度優勝で見ると2024年度は法政大学が7戦全勝、2025年度は早稲田大学が7戦全勝で、2025年度の直接対決は早稲田大学が31-3で制しています。通算勝率は数シーズンをならした指標なので、直近の勢いを見たいときは年度ごとの成績と併せて確認すると差が見えやすくなります。

得点力・守備力の比較は関東学生アメフト 平均得点・失点ランキング|直近シーズンの攻守で見られます。

なお、桜美林大学は14試合と他校より母数が少ない点に注意が必要です。これは2024・2025年度の2シーズンがTOP8での在籍にあたり、2023年度と2026年度はBIG8で戦っているため、TOP8の表にはその2シーズン分しか入らないためです。

強豪校を詳しく知りたい方は、大学アメフトの強豪はどこ|関東TOP8を通算成績データで見るで取り上げています。

BIG8の通算勝率ランキングと、TOP8と比べるときの注意

BIG8についても同じ条件(2023〜2026年度・全104試合・10試合以上)で集計すると、以下のようになります。

#チーム試合勝-敗勝率総得点-総失点
1駒澤大学2419-50.792542 - 287
2青山学院大学2418-60.750546 - 346
3日本体育大学2015-50.750427 - 218
4専修大学118-30.727206 - 90
5桜美林大学117-40.636222 - 162
6明治学院大学189-90.500288 - 337
7国士舘大学2411-130.458399 - 479
8横浜国立大学186-120.333194 - 305
9帝京大学132-110.154181 - 282
10東海大学181-170.056252 - 450

駒澤大学が0.792で首位です。青山学院大学と日本体育大学は0.750で並び、4位の専修大学(0.727、11試合)も僅差で続きます。

ただし、BIG8の勝率とTOP8の勝率をそのまま並べて優劣を判断することはできません。両リーグは別々に総当たりを行っており、対戦相手が異なる以上、同じ0.750でも意味するところが違うためです。

例えば日本体育大学は2025年度BIG8を6勝1敗で終えましたが、2026年度はTOP8に加わり、第6節を終えて0勝6敗です。通算成績はリーグごとに分けて見る必要があります。昇格・降格の仕組みは大学アメフトTOP8とは|仕組み・出場校・BIG8との違い、最新状況はBIG8 記録室で確認できます。

星取表を読むときに知っておきたい3つのこと

通算勝率のランキングを見る前提として、KCFAの星取表そのものの読み方を押さえておくと、数字の見え方がより正確になります。

1. 同点でも勝敗が付く試合がある

KCFAの順位決定方法には、勝ち3点・引き分け1点・負け0点という勝ち点の規定があります。一方、星取表には引き分けの区分が見当たらず、本サイトが集計した2023〜2026年度の記録でも、スコアが同点で終わった試合はでどちらかの勝利として記録されています。

例えば2025年8月30日の立教大学対東京大学戦(17-17)はタイブレーク15-13で東京大学の勝利、2024年10月5日の明治大学対東京大学戦(20-20)、同年10月27日の慶應義塾大学対東京大学戦(14-14)も、いずれも東京大学の勝利として記録されています。

スコア欄だけを見ると引き分けに見える試合でも、勝敗の記号は別についているため、本サイトの集計でもスコアの大小ではなく星取表の勝敗記号を正として勝率を計算しています。

タイブレークの規則と実例はアメフトのタイブレークのルール|2点トライ必須の条件と関東の実例で詳しく解説しています。

2. 「順位」と「順列」は別の列

星取表には「順位」と「順列」という役割の異なる2つの列があります。勝ち点が同じチームは「順位」列では同順位になりますが、最終的な並びを示すのは「順列」列です。

例えば2023年度TOP8の法政大学・立教大学はともに5勝1敗で順位は1位表示でしたが、順列は法政大学が上でした。得失点差は立教大学がプラス60、法政大学がプラス55で立教大学が上回るものの順列は逆で、直接対戦は法政大学が6-3で勝利しています。同様の例は2025年度TOP8の明治大学・法政大学(ともに5勝2敗、順列は明治大学が上)、2025年度BIG8の日本体育大学・青山学院大学(ともに6勝1敗、順列は日本体育大学が上、直接対戦は0-20で日本体育大学が勝利)にも見られます。

勝ち点が並んだ場合の順列は、KCFAが公表する順位順列決定方法で、①勝ち数 ②当該校間の勝ち点 ③不戦敗は下位 ④当該校間の得失点差(タイブレークの得点は含まない) ⑤当該校間の対戦結果 ⑥抽選 の順に決まります。上の3例が直接対戦の勝者を上位としているのはこの基準どおりで、リーグ全体の得失点差では決まりません。本サイトは勝敗・勝ち点・順位・順列をKCFAの算出値のまま掲載し、独自に順位を計算し直してはいません。

順列の基準が関東代表3校の決定にどう効くかは甲子園ボウル出場校の決め方|関東TOP8の代表3校はこう決まるを参照してください。

3. リーグの形と試合数はシーズンごとに変わる

TOP8は2023年度が7チーム制で各校6試合、2024年度以降は8チーム制で各校7試合です。BIG8も2023年度はAブロック・Bブロックの一次リーグ後に二次上位・二次チャレンジリーグへ分岐、2024・2025年度は単一ブロック総当たり、2026年度は再びAブロック・Bブロック制です。

このため通算勝率の試合数はチームごとに揃いません。TOP8の桜美林大学は14試合、BIG8の専修大学・桜美林大学は11試合、帝京大学は13試合と他校より少なく、少ないほど1試合の結果で勝率が動きやすいため、母数の違いを踏まえて見る必要があります。

直近シーズン(2026年度)はどう動いているか

2026年度のTOP8は8月27日に開幕し、11月1日の第6節までで各校6試合を消化しました(11月6日時点)。順位表は次のとおりです。

チーム勝-敗勝ち点得失点差(参考)
法政大学6-018+51
立教大学5-115+67
早稲田大学4-212+26
中央大学4-212+18
明治大学3-39+15
東京大学1-53-71
慶應義塾大学1-53-30
日本体育大学0-60-76

勝ち点が並ぶ2組(早稲田大学・中央大学、東京大学・慶應義塾大学)は、本サイトの順位表データ上は順位・順列が付いていません。表では得失点差(編集部集計の参考値)の大きい順に並べていますが、実際の順列は前述の基準で決まるため、この並びと一致するとは限りません。

通算勝率で首位の法政大学は、今季も6戦全勝で首位に立っています。通算3位の立教大学は5勝1敗で2位、通算2位の早稲田大学は4勝2敗で、通算7位の中央大学と勝ち点12で並んでいます。BIG8で2025年度に優勝した日本体育大学は、TOP8初年度の今季は0勝6敗です。

BIG8は2026年度、Aブロック・Bブロック制の一次リーグ(各校4試合)が終わりました。Aブロックは専修大学4勝0敗、駒澤大学3勝1敗、青山学院大学2勝2敗、横浜国立大学1勝3敗、一橋大学0勝4敗、Bブロックは日本大学4勝0敗、明治学院大学3勝1敗、桜美林大学2勝2敗、国士舘大学1勝3敗、東海大学0勝4敗です。各ブロックの1〜3位が二次上位リーグ、4〜5位が二次チャレンジリーグに進み、一次リーグの成績は二次リーグに持ち越されます(KCFA|順位順列決定方法)。二次リーグの日程は11月7日から組まれています。

通算表は試合ごとに更新されます。最新の順位・結果はTOP8 順位表、BIG8 順位表、TOP8 日程・結果で確認できます。

まとめ

参考リンク

本記事の通算勝率・通算得失点はKCFAの星取表を本サイトが集計した値で、進行中シーズンの結果を含むため試合の消化とともに変動します。最新情報はKCFA公式サイトおよび本サイトの記録室・順位表でご確認ください。

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