進路 2026-09-09

アメフトの強い大学はどこ?関東TOP8は早稲田・法政がリード|2026年の成績データ

「アメフト 強い大学」で検索すると、甲子園ボウルの通算出場回数や何十年も前の栄光をもとにしたランキング記事が多く、関東と関西の大学が同じリストに混ざっていることも少なくありません。この記事では、関東学生アメリカンフットボール連盟(KCFA)が公表するをもとに、関東の大学アメフトで「今、実際に強いのはどこか」を通算成績・年度優勝・今季の成績の3つの観点で整理します。

結論:観点別に見た関東の強豪校

先に答えをまとめると、次のとおりです(2026年10月27日時点、KCFA星取表をもとに本サイトが集計)。

観点上位校根拠
直近3シーズンの通算勝率(TOP8)早稲田大学・法政大学2023〜2025年度でともに17勝3敗(勝率0.850)
年度優勝2024年度 法政大学/2025年度 早稲田大学いずれも7戦全勝
2026年度の今季成績(TOP8)法政大学・早稲田大学・立教大学5試合消化時点で法政5勝0敗、早稲田・立教が4勝1敗
BIG8(TOP8の下部リーグ)青山学院大学・駒澤大学・日本体育大学2023〜2025年度の通算勝率が0.750以上

複数の観点で上位に入っているのは早稲田大学と法政大学の2校です。ただし2026年度は立教大学が早稲田大学に勝っており、上位争いは3校で続いています。

「強い大学」を語る前に:関東と関西は別リーグ

大学アメフトは全国が地区ごとのリーグに分かれており、関東は関東学生アメリカンフットボール連盟(KCFA)、関西は関西学生アメリカンフットボール連盟がそれぞれ運営しています。日本大学(関東)や関西学院大学・立命館大学(関西)のような伝統校を含む全国ランキング記事も見かけますが、地区が違えばリーグ戦で直接対戦する機会はありません。

この記事のデータ(通算勝率・年度優勝・今季成績)は、関東のTOP8・BIG8のみを対象にしています。全国の勢力図については、次の節で甲子園ボウルの結果だけ確認しておきます。

全国で見ると:直近2年の日本一は関西の立命館大学

地区をまたいで日本一を決めるのが、全日本大学選手権の決勝「甲子園ボウル」です。直近2年の結果は次のとおりです。

2024年度は関東代表の法政大学が決勝まで進みましたが、2年続けて日本一は関西の立命館大学でした。2025年度は決勝が関西勢同士の対戦となっています。関東の強豪校を見るときは、関東での成績とあわせて、全日本大学選手権でどこまで勝ち進んだかも確認すると全国での位置づけがつかみやすくなります。関東代表が決まる仕組みは甲子園ボウル出場校の決め方|関東TOP8の代表3校はこう決まる、大会の歴史は甲子園ボウルとは|出場までの道のりと歴史で解説しています。

通算成績データで見る、関東TOP8の強豪校

KCFAが公表する星取表をもとに、2023〜2025年度の3シーズン(TOP8は2023年度が7チーム・各6試合、2024・2025年度が8チーム・各7試合)の通算成績を集計すると、次のとおりです。

#チーム試合勝-敗勝率総得点-総失点
1早稲田大学2017-30.850595 - 214
1法政大学2017-30.850530 - 289
3立教大学2013-70.650423 - 381
4明治大学2011-90.550517 - 386
5東京大学208-120.400336 - 553
6慶應義塾大学207-130.350303 - 433
7中央大学203-170.150364 - 536
8桜美林大学141-130.071126 - 402

※総得点・総失点はKCFAが公表していないため、本サイトが試合結果から集計した参考値です。桜美林大学はTOP8在籍が2024・2025年度の2シーズンのみのため試合数が少なくなっています。

早稲田大学と法政大学が勝率0.850で並び、3位の立教大学(0.650)とは差があります。早稲田大学は3シーズンの総失点214がTOP8で最も少なく、失点の少なさが目立ちます。通算勝率の計算方法や星取表の読み方は関東学生アメフトの通算勝率|直近シーズンのデータの読み方、攻守の傾向は関東学生アメフト 平均得点・失点ランキングで詳しく扱っています。今季の試合を含む最新の通算値はTOP8 記録室で更新しています。

年度別に見る、直近3年の頂点はどこか

通算勝率だけでなく、実際に年度優勝したチームを見ると、年ごとの力関係がよりはっきりします。

2025年度は、早稲田大学が最終戦で法政大学に31-3で快勝し、7戦全勝で3年ぶり8度目のTOP8優勝を果たしました。優勝した早稲田・2位の明治・3位の法政の3校が、関東代表として全日本大学選手権に進出しています。

通算勝率では早稲田・法政が並び、年度優勝も2024年度は法政、2025年度は早稲田と分け合っており、両校の力が近いことがうかがえます。

今シーズン(2026年度)はどう動いているか

これまでの実績は「これまでの強さ」を示すものであり、今シーズンの順位とは別物です。2026年度のTOP8は、各校5試合を終えた時点(2026年10月27日、KCFA星取表)で次の成績です。

チーム勝-敗勝ち点
法政大学5-015
早稲田大学4-112
立教大学4-112
中央大学3-29
明治大学2-36
東京大学1-43
慶應義塾大学1-43
日本体育大学0-50

※順位・順列はリーグ戦終了後にKCFAが確定させるため、ここではの多い順に並べています。

今季の主な直接対決の結果は次のとおりです。

通算勝率で3位の立教大学が早稲田大学に勝ち、法政大学には5点差で敗れるなど、2026年度は上位3校が接戦を続けています。一方、2025年度2位の明治大学は2勝3敗と苦戦しています。

残りの日程では、10月31日に早稲田大学対法政大学、11月15日に早稲田大学対明治大学・法政大学対東京大学が予定されています(日程は変更される場合があります)。法政大学と早稲田大学の直接対決が、今季の優勝争いと関東代表の行方を左右する一戦になります。最新の結果は以下のページで更新しています。

勝ち点が並んだときの順位の決まり方は関東学生アメフトリーグの順位表の見方|勝ち点と順列の決まり方で解説しています。

BIG8で力をつけているのはどこか

「強豪大学」というと自然とTOP8に目が行きますが、TOP8とBIG8の間には毎年(入れ替え戦)があり、BIG8上位校が翌シーズンTOP8へ昇格する可能性があります(仕組みは大学アメフトTOP8とは|仕組み・出場校・BIG8との違いで解説しています)。2023〜2025年度の3シーズン通算で見ると、BIG8の上位校ははっきり分かれています。

#チーム試合勝-敗勝率
1青山学院大学2016-40.800
1駒澤大学2016-40.800
3日本体育大学2015-50.750

日本体育大学は2025年度BIG8を6勝1敗で終え、2026年度はTOP8で戦っています(5試合を終えて0勝5敗)。BIG8とTOP8は対戦相手が異なるため、勝率を横に並べて優劣を判断できない点には注意が必要です。

2026年度のBIG8は、一次リーグで専修大学(Aブロック)と日本大学(Bブロック)がともに4勝0敗で各ブロック首位に立っています(2026年10月27日時点、KCFA星取表)。BIG8全体の年度別優勝校はBIG8 記録室で確認できます。

進学先として強豪校を見るときに

進学先を検討している高校生や保護者にとっては、チームの強さだけでなく、未経験から入れるか、練習がどれくらい忙しいかも判断材料になります。大学から競技を始める場合の実情は大学アメフト部は未経験でも入れる?入部の実態と練習の流れ、各校が公表している活動日程は大学アメフト部の練習時間はどれくらい?で整理しています。

まとめ

「強い大学」を一つに決めつけることはできませんが、KCFAが公表するシーズンごとの星取表を追えば、今どのチームが伸びているかを継続的に把握できます。進路や応援校を検討する際は、こうした一次データもあわせて参考にしてみてください。

参考リンク

本記事はKCFA公式サイトが公表する星取表データ、共同通信配信のニュース記事、立命館大学の公式発表をもとに編集部が集計・構成したものです。通算勝率・総得点・総失点は本サイトの集計値で、2026年度の成績は2026年10月27日時点のものです。最新情報は必ずKCFA公式サイトおよび本サイトの記録室・順位表でご確認ください。

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